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「2007年のSNS展望」

Posted in Translated, WEB by マルコ on the January 14th, 2007

情報工学の博士課程の学生が予想する、2007年のSNS展望という記事。向こうとコチラではかなり現状も違うけど、要約してみよう。

Unit Structure - Social Networking in 2007

2007年はSNSにとって淘汰の年。人気のものはより人気になる。

新しく立ち上がってくるスタートアップが多すぎる状態で、多くが淘汰されていくのは避けられない。SNSのコミュニティは重心付近に停滞する傾向にあるため、スタートアップにとっては厳しい分野であるはずとのこと。

たしかに一旦集まったコミュニティは簡単には崩壊しないし、新しく立ち上がってくるSNSがコミュニティを獲得するのは難しそう。

真っ向勝負するだけでは負けが目に見えているから、ニッチな部分を狙うとか、何かアイデアで勝負しないと厳しそうだ。

ニッチ狙いのSNSは、ニッチなだけではうまくいかない。

実世界に存在するニッチなコミュニティは、すでに掲示板やMLなどでネットワーキングをしている。これを置き換えるためにはただニッチなSNSを作るだけではなく、その人たちのニーズを満たすそれなりのコンテンツが必要になる。

アイデア勝負といってもニッチなだけではどうしようもない、との予測。う~ん、どうなんだろうか。SNSとしてまとめるだけでも価値がある気はする。それほどコンテンツなどがなくても、要は今の掲示板などからデータごと簡単に移行できれば十分人は移動するんじゃないだろうか?

既存のコミュニティはSNS化する

Ebay、Amazon、Wikipediaなど膨大なユーザーコミュニティを持つサイトたちは、そのポテンシャルを利用してSNS的なサービスを始める。

これはサービス側にとってもユーザー側にとってもメリットのある話だと思う。

共通の体験を通じてコミュニティは広がる。

たとえばYouTubeでビデオを見て、それを他人に薦め、その話をする。コミュニティの動力源となるこのような共通体験の種類と量が増えるだろう。

ビデオ共有や写真共有のほかに、大衆受けする共有サービスってのはどんなのがあるだろう?これはちょっと探求してみると面白いかもしれない。僕は、これはSNSに限らずネットの未来の中心になりそうな予測だと思う。

OpenID(共通ID)でSNS同士がつながる。

共通のIDでいくつものSNSにログインできるようになる。小さなSNSはすでにこれを導入しているところがいくつかあり、MySpaceや Facebookなどの大手も導入しない理由はあまりない。なぜなら、他のSNSに客を完全に取られるよりは、半分の時間をとられるほうがマシなはずだから。

MyBlogLogやOpenIDのように、SNS的な機能をオープンに、クロスサイトに利用するための共通IDシステムと言うのは、日本でも近いうちに必ず盛り上がると僕は見ています。

SNSのモバイル化は、まだ大きな勢力ではない。

SNSはうろつきまわってこそのもの。現状ではブラウザの性能も通信費もこれに見合わない。
これはアチャラの事情を反映した予測かな。日本では携帯にもどんどんフルブラウザが搭載されていっているし、パケット定額が基本になりつつある。そして実際のところmixiが携帯対応な時点で日本のSNSの大半が携帯対応だ。

ところで携帯端末は、計算能力は自由に上がるとしても画面の大きさは必ず制限されるんだから、 そこにフルブラウザを搭載するというのはあまり言い判断ではないと思う。

プロフィールはせいぜい一人二つまでのが限界だろう。

正直なところ、一人で五つも六つもSNSのプロフィールを持とうとは思わない。

これは上のOpenIDと同じ発想だろう。

複雑化するのではなく、より単純化する必要がある。

「MySpaceの全機能+アルファ!」と謳われても、実のところ、機能よりもよりシンプルで早くオープンなものがよい。

個人的な意見のような気がする。 早いは断然重要だが。

2008年にはないかもしれない

大きなSNSはポータル化し、2008年ごろには今の面影は薄いかもしれない。

これは、大きなところは巨大化・多様化するという風に言い換えると普通。

いまのSNSが捕らえていないポテンシャルターゲットは

就職活動の学生と企業をつなぐコミュニティ。
メタSNS(上位概念)。
現実世界とのマージ。

とまぁ、こんな感じです。

やはり僕の予想としてはメタSNSが重要だと思う。ひとつのサービスがひとつのサイトで完結せずに、不特定多数のサイトへ根を張ること。たとえば YouTubeをどこにでも張ることができるように、MyBlogLogでどこにでも足あと帳を作れるように、クロスサイト的なサービスがこれから必ず流行るだろうと思う。

ちなみにこの記事では他のいくつかの2007年展望を紹介しているので、あわせて読んでみても面白いかも。

6 Responses to '「2007年のSNS展望」'

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  1. marimo said,

    on January 15th, 2007 at 02:30

    >要は今の掲示板などからデータごと簡単に移行できれば十分人は移動するんじゃないだろうか?
    マジでこれに尽きると思う.データの移行が何を利用するにしても大作業になるし,全てを捨てなければならないケースもある.
    SNSに限らず,サイト同士の繋がりが相当薄い印象がある(特に日本では)現状でデータの移行とかはちょっと想像しにくいかもな.日本も最終的にはこういう形になっていくだろうけど,結局後発組になる予感.

    >OpenID(共通ID)でSNS同士がつながる。
    複数のSNSを使うとしたらそれなりの動機が必要だと思うけど,どうして複数のSNSを使い分けるんだろう?良い機能があるSNSがあるならそっちを使えばいいと思うけど,前まで使っていたSNSの方が既に仲間が居る,だから古いのと新しいのを使い分ける,みたいなケースとか?あるいは完全に機能が独立で他と干渉しない場合(例えばYoutube特化のSNSと2ch特化のSNSがあってどちらにも特有の機能を持っているという状況なら,YouTubeユーザかつ2chねらーな人は両者を使い分けたがるかも?)とか.

    と,何となく書き込んでみるテスト.
    自分で何かWEBサイトを作ってみようと思ってちょこちょこ一人でやっていたが,俺には才能が無いようだ.ユナイテッドアンケーツでは迷惑をかけてすまない.

  2. マルコ said,

    on January 15th, 2007 at 06:46

    やったーまりもや。うひひ。迷惑だなんてとんでもない。またきてくれよー。

    どうやったらデータ移行できるやろ。たとえばある掲示板からあるSNSに移行するとして、掲示板側がデータを提供するとは思えないから、SNS側でハック的にデータを引き抜く必要があると思う。もちろん「古い」体質な掲示板はAPIも公開してないだろうから、あたかもブラウザを使っている人間であるかのように振舞うボットを作って掲示板をスキャンしないとあかん。
    しかも掲示板はサービスごとにぜんぜん形が違う事を考えると一つ一つ人力でパーサーを書いていくのはしんどい。ということはある掲示板のHTMLから簡単にデータ抽出テンプレートを作れるようなシステムを作れば、掲示板からカンタン移行できるSNSのできあがりってことやな。

    むずっ。

    でもこれはできればアツいかも。

    どのSNSを使うかってのは、どのメッセンジャーを使うかと一緒で、機能よりは人脈の量に左右されると思う。たとえばMSN MessengerよりもGoogle Talkを使いたいと思うけど、知り合いが誰もGoogle Talkを使ってないからMSN Messengerを使うしかない。他のツールと違って人脈自体がツールの目的だからこれは避けられない。

    たとえばLast.fmとmixiとが相互乗り入れできるようになって、人のアイデンティティーが保てるようになったら(つまりmixiのあの人とLast.fmのこの人は同じ人かな?ってのがはっきりするようになれば) ユーザーとしてはステキじゃない?
    Last.fm と mixi はいまのところあんまり機能が競合してない(というかフォーカスが違う)から、お互いのユーザーが手に入ることはお互いにとってメリットやと思う。

    そういえばGoogle TalkはAIM (America Online Instant Messenger) と相互乗り入れができるようになるらしい。Googleがその権利を買う形らしいけど。10億円で。

  3. marimo said,

    on January 15th, 2007 at 13:48

    >あたかもブラウザを使っている人間であるかのように振舞うボット
    これが完成したら革命が起こるかもな.できたら多分かなりアツい.こんなヤバそうなツールは今のところ見たことが無い(どっかにはあるだろうけど).面白そう.

    どのSNSを使うか,に関しては難しすぎて想像し難い世界やなぁ.どんな結果になるのかまるで分からない.
    そうかGoogleが全部買収すればいいんだ(゜∀。)
    それも完全にあり得ない未来ではないと思う.ただし相当可能性は低いけど.
    今の流れとはしては,飲み込み飲み込まれの競争ではなくて,お互いのテリトリーを尊重しあう共存に向かっているのかな.どこまで共存できるか分からんけど.

  4. マルコ said,

    on January 16th, 2007 at 02:02

    すでにいる巨人のテリトリーを尊重しないと押しつぶされそう、っていう風に新しく出てくるところが考えると、自然とそうなってくるんかもね。

    WordPressはコメントの編集ができないのか。プラグイン入れないと。

  5. ryan said,

    on January 20th, 2007 at 01:49

    linuxでは、kopeteっていう色んなメッセンジャーのプロトコルをサポートしてるソフトがあるよ。

    Last.fmとmixiがつながるかー。

    ニッチSNSが既存の掲示板とかを置き換えたけだではダメだよって話に関連して。
    そうなるとニッチSNSの機能はウィジェット化するかもしれんね。

    以下、思考プロセス。
    ニッチSNSはその分野で必要とされるある機能を提供する+ニッチネットワークを保持する役割(従来のSNSの機能)を担う。例えば、PC自作オタクSNSでは、アキバのPCパーツ価格をみんなで更新し続ける機能とか。
    そういうニッチSNSが増えてくると、「SNS同士リンクしたい!」「俺ただのPCオタクじゃないし。ジャズもやってるし」っていう声が当然増える。
    そんでOpenID化。
    一番大手(例としてmixiにしよう)がSNSのボスを担うとする。
    そしたらmixiの機能に、ニッチSNSの機能をウィジェットとして取り込む的な流れが出てくるかも。

    まぁ、これ、googleのパーソナライズドホームと同じ流れですがw
    webの進化と同じ道を辿りはせんかなぁw
    どっかそういうフレームワーク作ったらいいのに。まだまだ先か。

  6. マルコ said,

    on January 20th, 2007 at 05:03

    それはいい!
    たしかにmixiにくっつくことができると状況はかなり違うと思う。
    これからWEBサイトなりWEBアプリなりが売れるためには外部からのコラボが出来る必要があると思う。これはWEBに限った話ではないけど。
    Googleにウィジェット、Firefoxにアドオン、Winampにプラグイン、WordPressにスキンとプラグイン…。
    必要なのはもちろん一般ユーザーやけど、オタクどもがそのプラットフォームで自分の開発をするようになると強いと思うわ。奴らは…っておれらやけど、それをやり始めるとモチベーションと愛着が全然違うからな。

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