普通の壁とプロジェクターがマルチタッチスクリーンになるMicrosoft TouchWall
マイクロソフトのマルチタッチスクリーンといえばMicrosoft Surfaceだが、このたび新しくTouchWallなるものを発表するようだ。ソースはCrunchGear。
このTouchWall、普通の壁と普通のプロジェクタを使ってマルチタッチスクリーンが実現できるという点が新しい。画面の周辺に三つの赤外線レーザーとカメラを配置し、それらが画面に触れている指や手の位置を認識するという仕組みだ。
デモの映像があるのでどうぞ。
できることは今あるマルチタッチと同じようなもので、この動画では広範囲のスクロールやズームをスムーズにやってみせている。
プレゼンテーションで複雑な図を用いる必要がある場合などに便利そうだ。壁全体をホワイトボードにしてしまうこともできる。
だがTouchWallの一番のメリットはなんといっても値段だろう。専用のマルチタッチスクリーンと比べて物理的なパーツが少ないため価格が圧倒的に安いらしい。たとえばSurfaceは一機で100万円ほどするそうだが、TouchWallならなんと数万円ほど。しかも当然ながら画面がいくら広くなろうとも値段が高くならないというのが素晴らしい。
なんともわくわくする技術だ。
ただ、映像を見る限りではiPhoneやSurfaceなどと比べるとやや操作がもっさりしている気がする。たぶんうまくソフトウェアをチューニングすれば大した問題にはならないと思うのだが、どうなんだろうか。ちなみにこのデモではVista上で動くPlexというソフトウェアを使っているらしい。
今のところMicrosoftとしてはこれを製品化する予定はないとのこと。早く製品化してくれないかな。数万円ならプロジェクトルームや研究室の予算でぜひとも買わせたい。
これは余談だが、ホワイトボードとして使うならプロジェクタの消費電力が気になるところだ。普通のホワイトボードはいつ見ても同じものが必ず見えるというのが大きな特長だ。今のプロジェクタは常につけっぱなしにしておく訳にはいかない。TouchWallのような技術でホワイトボードを代用するのならその方面での技術的な躍進も欠かせないと思う。