エラーメッセージについての愚にもつかない考察
Webアプリの一行入力欄で、入力が制限の長さを超えたときに出すメッセージを考える。
例0。「タイトルが制限文字数を超えています」
例1。「タイトルは半角255文字以内で入力してください。」
例2。「タイトルが長すぎます。120文字以内でお願いします。」
例3。「ぎゃー!タイトル長すぎ!あと28文字減らしてちょ。」
さてこの中だとどれが好きですか?
とりあえず例0は制限が何文字なのか分からないのでアウト。読点がついていないのもホスピタリティー上よくない。
例1は一見普通だが、「半角」という表現を使っていいものかどうかは怪しい。半角と全角が混ざっていたらどうカウントするの?それに、255文字ってなんでそんな中途半端なの?データベースに入る文字数が255だからといってユーザに課す文字数制限が255である必要は全くないだろう。
加えて、この一文はおそらくユーザの脳内でこう変換される。「タイトルが長すぎるのか」
そこで例2に着地する。タイトルが長すぎるという事実を単刀直入に突きつけ、その補足として120文字以内で入れろということを明確にする。文字数もキリがよくてなんとなく納得できる。
例3考えようによっては例2よりもなお良い。冒頭にやや余計なものがくっついているが、長すぎることと短くしなければいけないこと、どれだけ短くしなければいけないかが全て伝わる。「不適切だ」という声がもう聞こえてくるが、では適切とはなんなのか。落ち着いて例3のメリットとデメリットを挙げてみると次のようになる。
メリット:シンプルである。伝えるべきことを伝えている。カジュアルで楽しげである。
デメリット:ネットバンキングなどのシステムには向かない。
ということは、ネットバンキングなどのシステムでなければ例3を採用すべきだということだ。というのは言いすぎだが、例3を「不適切」だと即座に決め付けてしまうのはいくらか性急、判断に適切さを欠いているのではないだろうか。